株式会社サンクビット

ドライビット「アウサレーション」の特徴

ドライビット「アウサレーション」とは、EPS断熱材「ドライビットボード」を構造体であるコンクリートの外側(室外側)にはり付ける工法です。つまり、建物を断熱材で外からすっぽりと包み込む構造となります。この構造を持った「外断熱建築」は、従来行われてきた内断熱工法では期待できない、数多くの優れたメリットを備えています。

自由なデザインと優れた施工性

EPS断熱材「ドライビットボード」は、カッターやホットナイフ等による切断加工が簡単にできます。設計者のイメージをそのまま形にすることができ、デザイン面や意匠面においての高度な要求にも比較的容易に対応することができます。※1

メンテナンスコストの軽減

表面の仕上げ材下地には、薄塗りでも衝撃に強く、防火性、耐候性に優れた特殊な弾性樹脂モルタルを採用しています。表面の仕上げ材は防塵性能(DPR)と防かび性能(PMR)を備えていますので、多くのメンテナンス費用をかけなくとも、長期間にわたり美観が確保されます。

構造への荷重負荷を軽減

優れた断熱性能、透湿性能、耐候性を備えながら、非常に軽量にできています。また、直接躯体にはり付ける工法ですから、外装のための特別な加工も不要で、構造躯体への荷重負荷も極めて少なくて済みます。

改修への対応も容易

既存壁面への直張りが可能ですので、古い建物でも簡単に短期間で「外断熱改修」が行えます。工事は基本的に室外からのみ行われ、電動ドリルや電動カッターのような騒音を発生する工具も使いません。

通気層胴縁が不要

直接躯体にはり付ける工法ですので、躯体と外装材の間に通気層が不要です。胴縁や外装材取り付けのための金具なども必要ありませんので、コストの削減や工期の短縮が図れます。

断熱性と透湿性に優れたドライビットボード

断熱性が高く透湿抵抗の小さい高性能EPS断熱材を躯体の外側にはり付けることにより、躯体(コンクリート)が外気温の変化に左右されにくくなり、コンクリートの蓄熱性能を効果的に利用できるようになります。

●冬季は、室内温度が適温で安定
●夏季は、庇などを設け直射日光を防ぐことで冷房効果が飛躍的に向上
●結露の発生が抑えられると同時に建物の寿命も延ばすことができます。※2

高度な耐衝撃性能

ドライビットボードとベースコート、スタンダードメッシュ、フィニッシュコートが一体化することで、高度な耐衝撃性能が得られます。物や台車などがぶつかるおそれのある低層部には、さらに高強度が得られるハイスペックのグラスファイバーメッシュ「パンザーメッシュ」を用意しています(一般的にGLから2mまで適用します)。

※ 仕上げ材における注意事項:ベースモルタル面へのタイルや石材等(重量外装材料)、非透湿材料、熱膨張率の大きな材料等の全面接着施工は、瑕疵の原因となるため対応できません。許容されるのは、施工面積の5~10%以内で、かつ外装材自重や熱膨張がシステムの許容範囲であり、水蒸気の透過の支障にならず、外装仕上げ部分の柔軟性を確保できること等が確認された仕様に限られます。

アウサレーション湿式外断熱工法は世界で最も厳しい品質性能基準に合格しています。

アウサレーションは米国建築製品・技術評価機関であるICBO/米国国際建築主事会議(現在ICC/国際基準評議会に統合)が湿式外断熱工法に求める基準に対し、国内では対象とならない下表にある多くの項目すべての性能評価試験に合格しています。

アウサレーション湿式外断熱工法が実施した性能評価試験の種類
性能評価試験項目

アウサレーションは(財)建材試験センター(現一般財団法人建材試験センター)より2002年1月にICBOの性能評価を証明する再証明書の発行を受けています(証明番号第01EG020 号)。

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