株式会社サンクビット

世界で認められた高い防火性能

世界各国が防火基準として認める、北米の多層階防火試験をクリア。ドライビットアウサレーションは世界基準の「安全」「品質」、そして「安心」を兼ね備えたシステムです。

アメリカ

1980年代初め、米国での防火規制に対する世論の高まりの中から「多層階防火試験」が誕生しました。

米国では、1980年代初め頃、急拡大する発泡系外断熱工法(EIFS)の防火規制のあり方をめぐり世論が高まりを見せ、実証主義を旨とした多層階防火試験(マルチストーリーテスト)が誕生しました。
ドライビットは既に当時から米国EIFS※業界のリーダー的存在で、米国政府が創設した過酷な防火試験である「多層階防火試験」にドライビットアウサレーションは最初に合格しました。
※EIFS(Exterior Insulation Finish Systems:外装断熱仕上工法)

1990年代、より低コストな多層階防火試験方法「ISMA」が生まれ世界的な防火基準となっていきました。

1990年代に入り、多層階防火試験と同等の防火性能評価試験をより低コストで行える「ISMA」試験に変わりました。既にドライビット社等EIFS商品は米国のみならず、諸外国へ輸出されていましたが、上階への防火性能を規制する考えは輸出先の各国でも必要となり、ISMAの合格をもって、「多層階建築への防火規制基準とする国」が増加して行きました。
現在、多くの先進国で外断熱を含む外壁の防火性能について厳しい法的規制が設けられており、防火・耐火試験が義務化されています。そのような状況の中「ISMA」は、上階延焼性を評価する有効な防火試験として実績のある試験方法として認知されています。

日本

1998年(平成10年)および2000年(平成12年)の建築基準法・同施行令などの改正により、耐火構造の性能「火災に対する非損傷性等」に影響を及ぼさない「あと施工外断熱工法」は、法的規制を受けることなく実施できることになりました。

日本国内では「JIS A1310-2015(現2019)建築ファサードの燃えひろがり試験方法」が新規に制定されました。

建築物の外壁面に用いられる建築材料の火災安全性、樹脂系材料も含め可燃性外装材の燃え拡がりやすさを評価する試験方法が2015年1月(2019年2月改正)に制定されました。日本国内での実用性を加味した中規模型の試験であり、開口部から火炎を噴出させ上下左右の全周で外装仕上げ材の火災拡大を評価できることが特徴です。

ドライビット「アウサレーション」は本試験で、その性能が確認されています。
1)村田茂樹・小浦孝治:JIS A 1310 「建築ファサードの燃えひろがり試験方法」を用いた透湿外断熱システム業界内自主基準の検討(その1 試験条件の検討)、日本建築学会大会学術講演梗概集、P239~240、2019.9
2)小浦孝治・村田茂樹:JIS A 1310 「建築ファサードの燃えひろがり試験方法」を用いた透湿外断熱システム業界内自主基準の検討(その2 評価基準の検討)、日本建築学会大会学術講演梗概集、P241~242、2019.9

令和元年(2019)年6月28日に国土交通省より「建築物の外壁に設ける有機系断熱材・外装材の取扱い(技術的助言)」の通達(国住指第18号)がでました。

平成29年 6月にロンドンの共同住宅において発生した火災にお いては、大規模な上階延焼によって人的被害及び建物被害が拡大した可能性があることから、国土交通省では、平成 29年度の建築基準整備促進事業において「外壁の燃え広 がりの防止に係る性能の検証」が行われてきました。
さらに、その後発生した火災についても検討が行われ、得られた知見について、建築物の外壁に有機系断熱材・外装材を設ける場合の取り扱いが明示されました。

資料:国住指第18号〔PDF〕

 

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